LinuC-2 - 202試験 - 2.12:システムのセキュリティ - 2.12.3 OpenVPNの設定と管理

Last Update : August 23 2022 19:00:29

     

a. OpenVPN

仮想プライベートネットワーク (VPN)技術を利用してサイト間接続またはポイントツーポイント接続を安全に確立するオープンソースのアプリケーションです。
VPNを利用することにより、インターネット上に仮想的にネットワークを構築し、場所の離れた拠点間、またモバイル環境とオフィス内LANの間などを安全に接続することができます。
オープンソースソフトウェアとして公開されており、無償で入手できます。
OpenVPNはサーバー、クライアントとも同一のアプリケーション(実行ファイル)を起動します。設定ファイルの設定で、サーバーとクライアントのどちらとして動作させるかを指定します。
OpenVPNは、鍵交換にTLS/SSLプロトコルを使用し、ファイアウォールやネットワークアドレス変換(NAT)を通過します。James Yonanが開発し、GNU General Public License(GPL)の下で公開されています。
OpenVPNを使用すると、ユーザー名とパスワード、証明書、または事前共有秘密鍵を使用して、ピア間で相互に認証できます。マルチクライアントサーバー構成で使用した場合、サーバーは認証局と署名を用いて、各ユーザーに対して認証証明書を起動することができます。OpenSSL暗号化ライブラリとTLSv1/SSLv3プロトコルを使用し、多くの制御・セキュリティ機能を備えています。


b. OpenVPNのツール


z. 出題範囲概要

概要 :
  • VPN (仮想プライベートネットワーク) の設定および安全なポイントツーポイントまたはサイトツーサイトの接続ができる。

詳細 :
  • OpenVPN の機能概要を理解している。
  • OpenVPN の設定ファイルとツール
    /etc/openvpn/, openvpn

  [ 例題 ] 


         

    www.it-shikaku.jp